大ニュースに慌てて銀行HPを巡回した男の末路
こんにちは、資産構築デザイナーのくさはえる
です。
昨日、ついに金融界隈を揺るがす特大ニュースが
飛び込んできましたね。
「日銀、政策金利を1.0%へ引き上げへ」
1995年以来、実に約31年ぶりの歴史的転換点
です。
このニュースを見て、「おっ!ついに預金金利が爆上がりするぞ!」と興奮した私は、気になって
自分が口座を持っている銀行のホームページを片っ端から探してみました。
しかし……探せど探せど、どの銀行のHPにも
「金利引き上げのお知らせ」
なんてどこにも載っていませんでした(笑)。
「えっ、ガセネタ?」「どういうこと?」と不安になった方もいるかもしれません。
でも、安心してください。これには、金融業界ならではの明確な理由があるんです。
【理由】今はまだ「観測報道」。銀行が一斉に動くのは来週から!
なぜ銀行のHPにお知らせが載っていないのか?
理由は非常にシンプルで、今回のニュースがまだ
日銀からの正式発表ではなく、マスコミによる
「観測報道(リーク情報)」の段階だからです。
日銀が正式に金利を決める「金融政策決定会合」は来週開かれます。
つまり、銀行側としては
「来週の正式決定を待たないと、公式な発表が
できない」という裏事情があるわけです。
裏を返せば、来週の正式発表の直後、各銀行は
一斉に「金利引き上げキャンペーン」を発表して
動き出します。
世間の大半の人は、来週の大ニュースを見てから「えっ!どこの銀行がお得なの!?」と
慌てて調べ始めます。
しかし、資産防衛を徹底する私たちは、
「今この瞬間」から先回りして動くことが
重要です。
【対策】正式発表でパニックになる前に「資金の移動準備」を
来週の発表後に慌てないために、今週末のうちに
やっておくべき「資産防衛の第一手」があります。それは、手元で遊ばせている現金を、高金利の
銀行に移す準備をしておくことです。
例えば、私のブログでも以前ご紹介した
野村信託銀行。
ここはすでに、日銀の動きを先読みして
「普通預金金利0.65%」という、
とんでもない神アップデートを密かに完了させています。
さらに、普通預金で圧倒的な強さを誇るあおぞら銀行BANK支店であれば、すでに
「普通預金金利0.75%」という
驚異的な数字を叩き出しています。
SBI新生銀行や楽天銀行などのネット銀行も、
来週以降さらに強力な金利キャンペーンを打ち出してくる可能性が極めて高いです。
「普通預金に置きっぱなし」という状態だけは、
絶対に避けるように準備をしておきましょう。
【裏側】利上げ後に激変する「銀行・証券・保険・不動産」のセールストークに騙されるな!
ここで、資産構築デザイナーくさはえるとして
皆様にぜひ注目ポイントがあります。
正式発表の後、金融機関や投資会社の
「セールストーク」がガラリと変わる
ということです。
彼らはお金を集めるプロです。
金利が上がる局面では、大衆の心理を揺さぶる
魅力的な商品を出してきますが、そこには必ず
「裏の仕組み」があります。
それぞれの出方をあらかじめ予習しておきましょう。
① 銀行:「3ヶ月だけ年利2%!」の先に待つエンカウントの罠
これからボーナス時期にかけて、
銀行が「期間限定!特別定期預金キャンペーン」を一斉に打ち出してくるはずです。
例えば「3ヶ月限定で年利2.0%!」といった、
一見すると飛びつきたくなるような数字です。
しかし、ここに大きな罠があります。
「3ヶ月限定」ということは、実際にその高金利が適用されるのは1年のうちのたった4分の1。
さらにそこからガッツリ税金が引かれます。
さらに恐ろしいのは、このキャンペーン定期が
「終わらない営業の入り口」という点です。
高金利につられてやってきた顧客に対し、銀行は
すかさず「これからは投資の時代ですよ」と、
手数料の高い銀行窓口での投資信託口座開設を
勧めたり、系列の証券子会社を紹介して
口座開設を迫ったりしてきます。
目先の「短期の数字」に釣られてホイホイ口座を
作ると、金融機関の都合の良いカモにされ、
エンドレスに商品を売り込まれるエンカウントの罠に陥ってしまうのです。
② 証券会社:MRFは定期預金ではない!過度な期待は禁物
金利が上がると、証券口座にお金を置いておくだけで自動運用される
「MRF(マネー・リザーブ・ファンド)」の
利回りも少しは上がります。
ただし、証券会社には銀行のような「定期預金」はありません。MRFはあくまで投資待機資金のための投資信託であり、利回りが確定している商品ではありません。投資先も安全性の高い短期債券などに限定されているため、利回りが上がるといっても「少しマシになる程度」です。
「証券口座に置いておけば勝手に大金が増える」という勘違いは禁物です。
③ 保険会社:予定利率の変更は「保険料」の設計次第
利上げ局面になると、保険会社も
「予定利率(私たちが預けた保険料を運用する際の利回り)」の引き上げをアピールし、貯蓄型保険のセールスを強めてくるでしょう。
しかし、保険は銀行の預金とは異なり、支払った保険料から
「掛け捨ての保険の経費(死亡保障などのコスト)」や「会社の営業人件費」が
最初にゴリゴリと差し引かれます。いくら予定利率が上がったとしても、実際にあなたの手元に戻ってくるお金(解約返戻金)がプラスになるかどうかは、保険料の総額や契約条件の設計次第で大きく変わります。
「金利が良いから保険で貯蓄する」というのは、
非常に効率が悪い資産構築になりがちです。
④ 不動産投資:「インフレ・利上げに強い実物資産!」という幻想
金利上昇局面において、
「インフレに強いのは不動産です」
「今のうちに家賃収入の仕組みを!」という
セールストークも激増します。
しかし、不動産投資は銀行や証券、
保険会社のような伝統的な金融インフラとは本質が異なります。
不動産投資の本質は、基本的には最終的な
「転売益」あるいは利益に回すだけの仕組みです。そのため、「いかに安く仕入れて、いかに高値で売却するか」という非常にシビアな売買ビジネスであり、利上げによって買い手のローン金利が上がれば、当然売りづらくなるリスクを孕んでいます。 身も蓋もない言い方をすれば、
ワンルームマンション投資などの勧誘は
「買い手に豊かな老後の夢と願望を売っているビジネス」です。
だからこそ、現実の利回りやローンの圧迫、
修繕費といった現実とのギャップに苦しむ人が
多く、トラブルが後を絶たない分野なのだと知っておくべきです。
【プロの戦術】短期間での連続利上げなら「高金利な普通預金」に置くのが実は最強!
ここで、さらに一歩進んだプロの資産防衛戦術を
お伝えします。
もし、今回の利上げを皮切りに、日銀が
「短期間でポンポンと政策金利を連続して引き上げていく場合」はどう立ち回るべきでしょうか?
「金利が上がったから、今のうちに一番条件の良い1年定期預金に現金をぶち込もう!」
実は、これよくない可能性があります。
なぜなら、定期預金にお金をロックしてしまった後に、さらに日銀が利上げをして金利が
さらに上昇しても、あなたの定期預金は過去の低い金利のまま固定されてしまうからです。
途中で解約しようとすれば、中途解約利率の適用が待っています。
だからこそ、短期間で金利が上がっていく局面に
おいては、下手に定期預金にしないで、
野村信託銀行(0.65%)や
あおぞら銀行BANK支店(0.75%)のような、「最初から圧倒的に高金利な普通預金に、そのまま現金を置いておくこと」が、実は最も賢く最強の戦略になります。
普通預金であれば、日銀がさらに金利を上げればその上昇の波(恩恵)をリアルタイムでダイレクトに受け取ることができますし、市場が暴落した時にはいつでもその現金を投資に回せるという、究極の「柔軟性(流動性)」をキープできるからです。
日本の金利「だけ」を見ていてはダメな理由
最後に、もう一つ重要な別視点をお伝えします。 それは、今回のニュースを機に「日本以外の国の
政策金利も確認するクセをつける」ということです。
日本の金利が1.0%になるというのは大ニュースですが、世界を見渡せばそれぞれの国がまったく違う政策金利を設定しています。
特にFXのスワップ投資や全世界株式では、
この「国と国との金利差」が為替の動きや利益を
決定づける最大の要因になります。
日本が利上げに向かう中、他国が「利下げ」に
向かえば、これまでの円安トレンドが一気に逆回転する可能性もあるのです。
ニュースの表面的な数字だけでなく、
常に「世界のマクロな視点」を持つことが、本物の資産構築には欠かせません。


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