【第10章】:草生流・資産構築の「裏」メソッド

ポイント

~王道を疑え。51歳が見つけた「歪み」を突く錬金術~

世の中には「王道」と呼ばれる投資・ポイ活ルートが存在する。 YouTubeを開けば、
「三井住友カード(NL)でVポイントを貯めろ」「楽天経済圏ですべて完結しろ」という
動画が溢れかえっている。確かにそれは正解だ。しかし、それはあくまで
「初心者にとっての80点」の正解に過ぎない。

私のような51歳の独身男、しかも脳梗塞からの復帰を目指す執念深い人間にとって、
80点では満足できない。私は常に95点、いや100点の最適解を求めて、金融の迷宮(ラビリンス)
を彷徨っている。

本章では、私が実際に運用している、少しマニアックだが強烈な効果を生む
「資産構築の裏メソッド」を公開する。 これは、表層的な情報に踊らされず、
クレジットカードの規約とポイント交換ルートの深淵を覗き込んだ者だけが辿り着ける、ある種の「錬金術」である。


1. ライフカードの「変則」Vポイント錬金術

まず、私の財布に入っているカードの話をしよう。 多くの人が「誕生月専用カード」として認識
しているであろう「ライフカード」だ。

私は現在、Mastercardブランドのライフカード(2113)を愛用している。
一般的にライフカードは、基本還元率があまり高くないと思われがちだ。しかし、私の使い方は
違う。このカードが持つ「ライフサンクスポイント」のポテンシャルを骨の髄までしゃぶり尽くすのだ。

「ANAマイル」を経由させる意味

私のライフカード戦略における肝は、「常時200円=2ポイント」という還元構造にある。
そして、ここで貯まったライフサンクスポイントを、素直にキャッシュバックやAmazonギフト券に
など交換しない。そんな凡庸なことはしない。

私が使うルートはこうだ。 「ライフサンクスポイント → ANAマイル → Vポイント」

なぜわざわざマイルを経由するのか? 直通ルートがない、あるいはレートが悪い場合でも、
航空マイルという「ハブ空港」を経由させることで、最終的にVポイント
(=SBI証券での投資信託購入原資)へと高レートで着地させることができるからだ。
「飛行機に乗らないのにマイル?」と笑うなかれ。
私にとってマイルは、空を飛ぶための切符ではなく、資産を増やすための「触媒」に過ぎない。

悲願の「JCB」奪取計画

現状のMastercardに加え、私は今、猛烈に「ライフカードゴールドJCB」を欲している。
なぜか? それは「国際ブランドのリスク分散」であり、かつJCBブランドでしか突破できない
キャンペーンや決済ルートが存在するからだ。

同じカード会社でも、ブランドが違えば「別カード」として扱われるケースがある。
この「ライフカードゴールド×JCB」の枠を確保することで、私のポイント錬金術はさらに盤石
なものとなる。
審査の壁はあるかもしれないが、ここを突破してこその「攻め」の資産形成だ。


2. 「三井住友カード最強説」へのアンチテーゼ

次に、世間で「神カード」と崇められている三井住友カードについて、冷や水を浴びせるような話をしよう。

SBI証券でクレカ積立をするなら、三井住友カード(NL)やOliveが必須だと言われる。
「Vポイントがザクザク貯まる!」 そのキャッチコピーを否定はしない。
コンビニや特定の飲食店で7%還元は見事だ。しかし、冷静になって明細を見てほしい。
「基本還元率0.5%」 この数字の弱さに、多くの人は目を瞑っている。

0.5%の貧弱さ

コンビニに行かない日、普通のスーパーやドラッグストア、公共料金の支払いで
このカードを使った時、戻ってくるのはたったの0.5%だ。 10万円使って500円。
これは現代のポイ活戦線において「敗北」に近い数字だ。

私は、盲目的な「三井住友信者」にはならない。
特に注意すべきは、「三井住友提携のJCBカード」だ。
三井住友カードが発行するJCBブランドの提携カードたちは、多くの場合、
ポイントシステムが「Vポイント」ではなく、独自のポイントや、使い勝手の悪い
「ワールドプレゼント」の残骸のようなシステムになっていることが多い。

「SBI証券のために」と思考停止して提携カードを作ると、Vポイントに統合できない
「孤立したポイント」が生まれ、管理不能に陥る。
私はこれを「ポイントの死」と呼んでいる。
SBI証券でVポイントを効率よく貯めたいなら、三井住友カード(NL)一本槍ではなく、
他で貯めたポイント(例えばライフカードや後述のポケットカード)をVポイントに「集約」
させるルートを構築する方が、トータルの利回りは高くなるのだ。


3. ポケットカード(P-one Wiz)という「沈黙の艦隊」

私のポートフォリオの中で、最も異彩を放ち、かつ実利をもたらしているのが「ポケットカード(P-one Wiz)JCB」だ。

このカード、派手な広告を打たないので知名度は低いが、実力は怪物級だ。
最大の特徴は、「請求時1%自動OFF」。 ポイントが付くのではない。
請求額から問答無用で1%引かれるのだ。
これは「非課税の配当金」を受け取っているに等しい。

「リボ払い専用」の罠を無効化せよ

ただし、このP-one Wizには「リボ払い専用カード」という猛毒の針が仕込まれている。
何も知らずに使えば、高いリボ手数料を取られ、1%割引など吹き飛んでしまう。
だが、その毒針を抜く方法がある。

「毎月1回払い(全額払い)設定」だ。
設定画面(ネットカウンター)で「ずっと全額コース」を選択する、あるいは毎月の支払額を限度額いっぱいまで引き上げておく。
これを行うだけで、リボ手数料は一切かからず、ただただ「1%OFF」の恩恵だけを受け取ることが
できる。 カード会社からすれば「嫌な客」だろう。
だが、それがどうした。こちらは資産を守るために必死なのだ。

ポケットポイントの二重取り

さらに恐ろしいのは、1%OFFになった上で、さらに「ポケットポイント」が付与される点だ。
私は「ポケットモール」という経由サイトを駆使し、このポケットポイントを貯めている。
そして貯まったポイントは? もちろん、「Vポイント」へ交換だ。

  1. 請求時に1%現金が浮く(投資資金の確保)
  2. ポイントが貯まる
  3. Vポイントに換えてSBI証券へ送る

この「P-one Wiz」こそ、現金とポイントの両面から資産形成を支える、私の隠し刀なのである。


4. 資金移動の儀式:「ことら送金」と「SBI新生銀行」

最後に、これらのカード支払いや投資資金を管理するための「資金移動(マネーフロー)」に
ついて話そう。

給料が入ったからといって、漫然とメガバンクや地銀に放置していないだろうか?
私は、毎月9日、あるいは給与が入る直前のタイミングで、ある「儀式」を行っている。
それが「ことら送金」による資金洗浄(良い意味での)だ。

「ことら送金」で資金を瞬間移動

「ことら送金」対応のアプリ(Bank Payなど)を使えば、10万円以下の送金が手数料無料、
かつリアルタイムで行える。
私はこれを使って、普通預金に余っている端数や、カード支払いに充てる予定の資金を、強制的に「SBI新生銀行」へと退避させる。

SBI新生銀行「ハイパー預金」の聖域へ

送金先は、SBI新生銀行の「ハイパー預金(証券口座への高金利口座)」だ。
SBI証券と連携させることで、普通預金金利が優遇されるこの口座こそが、私の現金の「待機所」である。

なぜ毎月9日なのか? それは、多くのカードの引き落とし日や、積立投資の発注日との兼ね合いもあるが、何より「余剰資金を生活費と混ぜない」という鉄の掟を守るためだ。 地銀の口座に置いておけば、なんとなくATMで引き出して使ってしまうかもしれない。 しかし、SBI新生銀行に移してしまえば、それはもう「投資用資金」というラベルが貼られた聖域の金となる。

給料日前に口座を空にする。そして、必要な分だけを計画的に配分する。 この「兵站輸送」を毎月手動(ことら送金)で行うことで、私は自分のお金の流れを指先で確認しているのだ。


まとめ:執念がシステムを作る

私のやっていることは、端から見れば「面倒くさい」ことかもしれない。 ANAマイルを経由させたり、リボ払いの設定を解除したり、アプリでちまちま送金したり。

しかし、この微差の積み重ねこそが、51歳からの資産形成における「決定的な差」となる。
思考停止して「ランキング1位」のカードを使うな。
自分の生活スタイル、資金の流れ、そして「Vポイント」という出口戦略。
これらを全て線で繋いだ時、初めて自分だけの「最強の資産構築ルート」が見えてくる。

  • ライフカードでマイル経由の錬金術を行え。
  • 三井住友の0.5%に満足するな。
  • P-one Wizの「1%OFF+ポイント」で二重に刈り取れ。
  • ことら送金で、資金を1円たりとも遊ばせるな。

これが、脳梗塞から這い上がり、2031年のリタイアを目論む男の「リアルな手口」だ。
もしあなたが「そこまでやるか」と呆れたなら、それは褒め言葉として受け取っておこう。
勝つのはいつだって、執念深くシステムをハックした者なのだから。

コメント

タイトルとURLをコピーしました