【第12章】すべてを「ほぼ」自動化に。脳梗塞サバイバーが国家施策と課金で築く、死ぬまで生き抜く要塞

クレジットカード

第11章まで、そして番外編を通して、私の泥臭いサバイバル術と、資産構築における「圧倒的な入金力」の重要性を語ってきた。 2031年3月25日の引退、そして「合同会社草生」の設立。そこへ向けた土台は完成しつつある。

いよいよ今回が最終章だ。 目標資産に到達した暁には、この手動での過酷な資金管理を「完全自動化」する……と言いたいところだが、実は少し違う。 私の最終形態は、すべてを「ほぼ」自動化にすることだ。

なぜ「完全」ではないのか。そして、なぜそこまでして資産という名の要塞を築くのか。その最後のピースを語ろう。

「死ぬこと」よりも「生きていくこと」の難しさ

なぜ完全自動化にしないのか? 理由は単純だ。**「完全に手放すと、ボケそうだから」**である。 2031年以降、労働から解放されたとしても、自分の資産状況を把握するために「スマホをポチポチして確認・調整する」ぐらいの最低限の作業は、脳の体操として残しておきたいのだ。

私には、そこまでして脳と身体の機能を維持しなければならない理由がある。 「脳梗塞」という病の本当の恐ろしさを知っているからだ。

一度脳の血管が詰まった人間は、時間が経過すればするほど再発リスクがつきまとう。常に爆弾を抱えて生きているようなものだ。 病のベッドで天井を見上げていた時、私は悟った。人間、あっけなく死ぬ時は死ぬ。しかし、障害やリスクを抱えたまま「生きていくこと」のほうが、死ぬことよりも遥かに難しく、残酷にお金がかかるのだと。

25万円の絶望と、マイナンバーという「国家のインフラ」

脳梗塞で入院し、いざ退院となった日。病院の窓口で提示された請求額は「25万円」だった。 当時の私はお金の知識がゼロで、なけなしの預金はゆうちょ銀行や地方銀行など、中途半端に35もの口座に分散されていた。すぐに現金を引き出して集めることなど到底できず、結局クレジットカードを切ってその場を凌いだ。

あの時の絶望と焦りが、私を変えた。 「自分の情報を一つにまとめ、国の制度をしゃぶり尽くさなければ生きていけない」と。

そこで私が目をつけたのが**「マイナンバーカード」**だ。 世間では「情報漏洩が怖い」などと騒いでいるが、底辺サバイバーにそんな甘ったれたことを言っている余裕はない。マイナンバーをフル活用すれば、何もかもが簡単になるからだ。

マイナンバーと健康保険証、そして公金受取口座を紐付けることで、医療費、医療保険、給与、iDeCo、運転免許証、パスポートまで、ありとあらゆるものが一元管理できる。 万が一、再び私が倒れたとしても、「高額療養費制度」が自動的に適用され、窓口での立て替え払いが不要になる。医療保険の給付金といった一時所得も一括で管理できる。 国が用意した最強のインフラを利用しない手はないのだ。

「課金」を必要経費と見るか、無駄と見るか

国家施策(マイナンバーや新NISA、iDeCo)で外枠の要塞を固めたら、次は内部のシステムだ。 現在、私の資産管理の核となっているのは**「マネーフォワード(有料版)」**である。

ここで読者に問いたい。 クレジットカードの年会費や、マネーフォワードのような資産管理アプリの有料版(月額数百円)を使うことを、あなたは「必要経費」と見るだろうか? それとも「無駄な支出」と見るだろうか?

この問いに対する答えで、資産構築の方法やスピードは劇的に変わる。 多くの人は目先の数百円をケチり、無料版でやりくりしようとして無駄な時間と労力を消費する。しかし、51歳から最速で資産を築こうとする私にとって「時間と正確性」は何よりも重い。 有料ツールへの課金は、複雑な資金移動や投資状況を可視化し、自分の脳の負担を減らすための「最もコスパの良い必要経費」なのだ。

終わりに:2031年、自由へのカウントダウン

給料の50%を先取りし、残りをライフカードに集約して生き抜く泥臭い日々。 Excelで叩き出した計算と、自分への厳しいペナルティ。 そして、マイナンバーと有料ツールで構築した「ほぼ自動化」の決済・管理要塞。

すべては、再び倒れる恐怖に怯えることなく、110歳まで自分の足で歩き続けるため。2031年3月25日、「合同会社草生」の代表として、真の自由を手にするためだ。

知識ゼロの49歳、給料24万円のブラック企業社畜からでも、ここまではやれる。 私の資産形成の記録は、一旦ここで筆を置く。だが、私の戦いは2031年に向けて、今日も続いている。

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